活動情報・コラム

■仲介業者の立場と取引

2026年10月31日 18:49

不動産仲介の立場と取引には

1,客付け(片手取引):買いたい、借りたい側の仲介業者

2,元付け(片手取引):売りたい、貸したい側の仲介業者

3,元付け(両手取引):買いたい、借りたい、売りたい、貸したいの両方の仲介業者

以上のようになっています。

基本的には1つの取引を成立させるために役割分担がされているという考え方です。

客付けと元付けで別れているのはそれぞれの立場から中立公平に取引を行うため、どちらかに偏らないようになっています。

両手取引では相手の立場の違いから、依頼した仲介業者との関係性により、偏りがあるため、現在は片手取引としていることがほとんどです。


さて、ここで疑問に思う方が多いはずです。


公平中立に、お互いの負担を減らし効率よく共同作業で1つの取引を成立させることはとてもいいが、関連する業者が2倍なのだからその分、仲介手数料が上乗せされるのではないか?


一般の消費者様あいてでは(CtoB)業法や関連法規により、規制されているので請求できる仲介手数料には1つの取引に対して複数の業者が関与しても上限が決まっています。


ただし、事業者どおしの取引(BtoB)には規制が緩くなっていますので注意が必要です。


最後に売主・貸主と直接の取引では、そもそも仲介がないので仲介手数料はかかりませんが専門業者を除いての取引では契約内容が正しく契約書に反映されていないことが多く、その後に、言った言わない等でトラブルになることがが少なくありません。

たとえ口頭での合意内容でも自分でメモなどして証拠を残すことが重要です。


私も20代の時に出店をしようと思い、探していたところ、もともと修行をしていたビルでテナント募集があり、大家さんとも面識があったので直接訪問して交渉をした結果、借りることになりました。

初めは、仲介業者を入れることで進めていったのですが大家さんから仲介を入れなくてもお互いによく知っているのだから、今回は仲介を入れずに契約をしようと持ち掛けられ、昔から知っているから大丈夫だろうと思い同意しました。


契約書にはない内容も事前協議で決めていましたが、内装工事中にアクシデントが発生し、協議内容に従って大家さんに対応を求めましたが【そんなこと言っていない】となりトラブルになりその後の関係性は悪化していきました。

せっかく仲良かったのにもったいないです。

トラブルを未然に防ぐという意味でも仲介業者を入れた方がお互いにメリットがあります。


自分でできることと、できないことを見極め、できないことは素直に受け入れて相手から【業者を入れずに】と持ち掛けられても、【業者を入れるべきだ】と主張しなかった私にも経営者として落ち度があったと反省しています。

高い授業料となりました😊